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クラブとしての“方向性”を定めた上でスタートした筈が、シーズンを折り返す以前に早くもその“チームコンセプト”自体が頓挫してしまった2019シーズン…。
その失意のシーズンを経たことによって、より強い決意を持っての今季スタート時点でのチーム編成やシーズン中途での的確なピンポイントの選手補強も可能になったのだと…個人的にはそう感じています。
今シーズンに「単年の目標」をクリアすることができたとは云っても、現状としてはこのクラブが目指すべき“目的地”への入り口の扉を開けることができただけにしか過ぎず…その“先”に進んでいく上でも、昨季の最終戦のセレモニーで社長が明言していた「クラブの大改革」と云ったものは来季以降も継続していく必要があると云えます。
フロントには健全な財政を維持すべき責任があり、強化部には限られた予算内での堅実なチーム強化が求められるものです。
ユース時代からこのクラブの“期待”を一身に背負ってきた生え抜きの選手に「戦力外を通告」し、幾多のゲームでのスーパーセーブで何度もチームを“危機”から救い続けてきた守護神を「来季の構想から外す」と云うこと…クラブが次のステージへと進んで行く上では「それら」も“改革”の一部であると、サポーター側も理解を示していく努力(意識改革)が必要な気がしています。
惇もジョンも…このクラブを離れ、何処に行ったとしてもずっと「アビスパファミリー」だと思っています。
湘南に戻ってきたウェリに、レイソルの航輔と太陽…マリノスの仲川に實藤、そして恐らくレンタルバックになるであろう選手たちも…。
個人的には…イニエスタやチャンピオンチームの川崎、ダービー相手の鳥栖などとの対戦なんかよりも、彼ら「ファミリー」と相見えるゲームの方が遥かに重要で…また愉しみにもしています。
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